姫と王子の物語
「姫!!」
「麻貴ィィィィイイ!」
私の前には、いつも麻貴がいる!
何回も言うけど麻貴は頼りになるし…素敵だし…私の事をよく分かってくれる、大切な友達!
「姫今日どこ行ってたの?ちょっと心配したのよ…?」
「ゴメン麻貴!ちょっと…ていうかかなり!保健室行ってたの。」
「保健室!あの超健康体な姫が!?どうしたの?」
「ちょーーっといろいろあって…てへ。でもねでもねでもね!若王子くんと二人っきりだったのよー!」
あの時は本当びっくりしたよ…。
「姫と王子、噂になろうよ。」
…思い出すたび恥ずかしいんですけど…。
私の頭の中が若王子くんで染められていく…。すき…だよ。
聞こえてますか────。