星空に願いを
プロローグ
「奈帆はどうしてそんなにも笑顔でいられるの?」
「だって人生楽しいから!」
「強いね。奈帆みたいになりたいなぁ」
「そんなこと言わないの!優はそのままで十分よ」
私の親友といつしかこんな会話をした。
幼いころから一緒だった私達は、いつから一緒にいたかなんて覚えていないほど。
親友の奈帆は生まれつき心臓が弱かった。
そんな奈帆はいつでも笑っていた。
『人生短いんだから笑ってないと損するわよ‼︎』
奈帆の口癖だったこの言葉は、”短い”の部分を強調しているように聞こえた。
自分は心臓が弱いから、長く生きることができないと思ったからだろうか。
現に医者からは”20歳まで”と言われていた。
私の親友は体こそ弱かったが、心は誰よりも強かった。
「だって人生楽しいから!」
「強いね。奈帆みたいになりたいなぁ」
「そんなこと言わないの!優はそのままで十分よ」
私の親友といつしかこんな会話をした。
幼いころから一緒だった私達は、いつから一緒にいたかなんて覚えていないほど。
親友の奈帆は生まれつき心臓が弱かった。
そんな奈帆はいつでも笑っていた。
『人生短いんだから笑ってないと損するわよ‼︎』
奈帆の口癖だったこの言葉は、”短い”の部分を強調しているように聞こえた。
自分は心臓が弱いから、長く生きることができないと思ったからだろうか。
現に医者からは”20歳まで”と言われていた。
私の親友は体こそ弱かったが、心は誰よりも強かった。