四十九日間のキセキ
【第一章】『プロポーズ』
今日は愛する紗弥加の誕生日、そしてこの日はクリスマスイブでもある。
少し奮発して高級レストランを予約した拓海は決めていた! 一世一代の大勝負に出ると。
「紗弥加誕生日おめでとう。これ誕生日プレゼント、気に入ってもらえると嬉しいんだけど」
「ありがとう拓海。開けていい?」
「もちろん。早く開けてみな」
紗弥加がプレゼントを開けてみると、それは美しいブルーの宝石をあしらったネックレスであった。
「きれい、なんていう石?」
「十二月の誕生石でタンザナイトっていう宝石だ。きれいだよな?」
あまりにきれいな宝石に見惚れてしまう紗弥加。
「うんすごくきれい。ありがとう、あたし気に入っちゃった。大切にするね」
ところがこの日のプレゼントはそれだけに終わらなかった。
「それとこれはクリスマスプレゼント」
そう言って差し出したのは何やら指輪のケースの様であり、思わぬ出来事に紗弥加は驚いてしまった。
「今年はプレゼント二つももらえるの? 今まで子供のころも含めて誕生日とクリスマス同時だったから損した気分だったのよね。なんか嬉しい」
「早く開けてみな?」
拓海に促される声に応えるように指輪ケースを開けると、そこにはまさかのものが入っていた。
少し奮発して高級レストランを予約した拓海は決めていた! 一世一代の大勝負に出ると。
「紗弥加誕生日おめでとう。これ誕生日プレゼント、気に入ってもらえると嬉しいんだけど」
「ありがとう拓海。開けていい?」
「もちろん。早く開けてみな」
紗弥加がプレゼントを開けてみると、それは美しいブルーの宝石をあしらったネックレスであった。
「きれい、なんていう石?」
「十二月の誕生石でタンザナイトっていう宝石だ。きれいだよな?」
あまりにきれいな宝石に見惚れてしまう紗弥加。
「うんすごくきれい。ありがとう、あたし気に入っちゃった。大切にするね」
ところがこの日のプレゼントはそれだけに終わらなかった。
「それとこれはクリスマスプレゼント」
そう言って差し出したのは何やら指輪のケースの様であり、思わぬ出来事に紗弥加は驚いてしまった。
「今年はプレゼント二つももらえるの? 今まで子供のころも含めて誕生日とクリスマス同時だったから損した気分だったのよね。なんか嬉しい」
「早く開けてみな?」
拓海に促される声に応えるように指輪ケースを開けると、そこにはまさかのものが入っていた。
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