四十九日間のキセキ
「紗弥加今日は体調悪そうじゃないか、調子悪そうなのが顔に出ているぞ」

「そんな事ない、大丈夫だからもう少しいてよ」

「ダメだ、これ以上俺たちがいたら体に障るだろ? また来てやるから今日のところはおとなしくしていろ」

 隼人の言葉にようやく納得した紗弥加であった。

「分かったわよ、また来てくれるの待っているからね」

「じゃあ俺たちは帰るから、おとなしくしているんだぞ!」

隼人が言うとそれに朝陽も続く。

「じゃあなまた来るから」

「ありがとう来てくれて、また来てくれるの待っているからね」

こうして二人は静かに病室を後にした。
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