四十九日間のキセキ
「ありがとう、大切にするね」
「気に入ってもらえてよかったよ」
ここで以前から気になっていた件を尋ねる隼人。
「ところで前から気になっていたけど紗弥加の病室って個室なんだな、高いんじゃないのか?」
「この病院は個室も大部屋とそれほど変わらないみたい」
「それにしたって寂しくないか? どうして個室にしたんだよ」
「たまには寂しいと感じるときもあるけどテレビもあるしね」
一瞬わずかにさみしそうな表情を浮かべた紗弥加であったが、すぐにその表情は笑顔へと変わった。
「けどテレビはあまり見ないでなるべくラジオを聞くようにしているの、テレビを見るにはテレビカードを買わないといけないからね。入院するようになって初めてラジオを聞くようになったけどラジオも結構面白いのよ」
「俺も昔はラジオを聞いていたけど結構面白いよな」
「病室の件だって、お父さんが大部屋だと気を遣うからって個室にしてくれたの、実際薬の副作用で戻しちゃったりしているしね、大部屋だと一応カーテンはあるけど音は聞こえちゃうでしょ? それに保険にも入っていたからある程度は保険金もおりるしね」
「そういう事か、いろいろ気を使ってくれているんだな?」
「あたし個人としては大部屋でも何の問題もないんだけどね」
「いいじゃないおじさんたちが個室でいいって言っているなら」
「このまま甘えていいのかな?」
「良いんだよ」
「気に入ってもらえてよかったよ」
ここで以前から気になっていた件を尋ねる隼人。
「ところで前から気になっていたけど紗弥加の病室って個室なんだな、高いんじゃないのか?」
「この病院は個室も大部屋とそれほど変わらないみたい」
「それにしたって寂しくないか? どうして個室にしたんだよ」
「たまには寂しいと感じるときもあるけどテレビもあるしね」
一瞬わずかにさみしそうな表情を浮かべた紗弥加であったが、すぐにその表情は笑顔へと変わった。
「けどテレビはあまり見ないでなるべくラジオを聞くようにしているの、テレビを見るにはテレビカードを買わないといけないからね。入院するようになって初めてラジオを聞くようになったけどラジオも結構面白いのよ」
「俺も昔はラジオを聞いていたけど結構面白いよな」
「病室の件だって、お父さんが大部屋だと気を遣うからって個室にしてくれたの、実際薬の副作用で戻しちゃったりしているしね、大部屋だと一応カーテンはあるけど音は聞こえちゃうでしょ? それに保険にも入っていたからある程度は保険金もおりるしね」
「そういう事か、いろいろ気を使ってくれているんだな?」
「あたし個人としては大部屋でも何の問題もないんだけどね」
「いいじゃないおじさんたちが個室でいいって言っているなら」
「このまま甘えていいのかな?」
「良いんだよ」