四十九日間のキセキ
「良かったじゃない紗弥加」
「うん嬉しい、ありがとうお母さん。でもはっきりと決まったわけじゃないのよね」
「大丈夫よきっと。退院できるわ」
「だったらいいんだけどね。そうなることを祈るわ」
その日の夜、自宅に帰った香織はこの日の出来事を孝之に報告する。
「ただいまお父さん。この前先生が言っていた通り紗弥加の退院が決まったわ」
「そうか、それでいつなんだ?」
「予定日は来週の月曜日だって。でもそれまでの間に退院できないと判断されてしまったらこの話は無しになるそうよ」
「そうか、それは仕方ないよな、とにかく来週の月曜日まで何事もないことを祈ろう」
「やっぱり親子ね。紗弥加と同じことを言っているわ」
「そうか? とにかく俺も明日病院に行ってみるよ。この所行けてなかったからな」
「そうしてあげて」
「母さんは先に車で行ってくれ。俺は午後から行くから」
「分かったわ」
「うん嬉しい、ありがとうお母さん。でもはっきりと決まったわけじゃないのよね」
「大丈夫よきっと。退院できるわ」
「だったらいいんだけどね。そうなることを祈るわ」
その日の夜、自宅に帰った香織はこの日の出来事を孝之に報告する。
「ただいまお父さん。この前先生が言っていた通り紗弥加の退院が決まったわ」
「そうか、それでいつなんだ?」
「予定日は来週の月曜日だって。でもそれまでの間に退院できないと判断されてしまったらこの話は無しになるそうよ」
「そうか、それは仕方ないよな、とにかく来週の月曜日まで何事もないことを祈ろう」
「やっぱり親子ね。紗弥加と同じことを言っているわ」
「そうか? とにかく俺も明日病院に行ってみるよ。この所行けてなかったからな」
「そうしてあげて」
「母さんは先に車で行ってくれ。俺は午後から行くから」
「分かったわ」