いらっしゃいませ!   〜レギュラーですか?それともハイオクですか?〜
注文したものが来たんでおのおの適当に口を付けてるけど…

シェルの前には何も無し。

ちょっと可哀想な気もする。

「瑠璃ちゃん…心配しないで、僕には、これがあるから」

そう言って背中にからってたリュックから取り出したのは

ステンレスボトル…いわゆる水筒だ。

キャップを開け

"コポコポコポコポぉ〜"

怪しげな液体を静かに注ぐ。

その液体の正体なんて言われんでも解るけど…

「シェルさん、それ何スか?」

何も知らない治は興味深々に聞いて来た。

匂いで解らんとか?このボンクラチンピラ!
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