男バスルーキーは女子高生!?
~春休み~

長い髪の毛を溶かしながら

呪文の様に呟く。


リ「今日の朝ごはんは・・・餡蜜で

  昼ごはんは・・・お団子で

  晩ごはんは・・・大福!!」

やっぱり、休みって幸せ・・・・。

このアパートに住み続けて、

大体・・・5年くらい?


中学は卒業したから

毎日がパラダイス!!

好きなものを食べて・・・

好きな時間まで寝て・・・


すると、携帯の着信音が部屋中に響いた。

私はくしを置いて、携帯を手に取った。

携帯画面には非通知と出ていた。

こんな朝早くから、誰だろ?

そんな疑問を抱えたまま電話に出た。


佐「やぁ、僕だよ僕!佐伯だよ~。

  もしかして、忘れちゃった!?

  え~~~!?冗談だよね!?

  僕のこと、忘れてないよね!?

  昔は、僕の事、竜ちゃ~ん

  って言ってたもんね~

  あ~~、昔はかわいかったな~~~

  あ、今も十分にかわいいよ!

マジ神だよ!ホントだよ!!

  それでね、僕がね理事ちょ「ブチッ!」」


さっきのは、出たらいけない電話だ。

しかも・・・

佐伯さんからの電話・・・。

てゆーかさ、何で、

私の電話番号してるの!?

もしかして・・・

メアドも知ってるとかないよね?


次の瞬間、私の携帯から

かろやかな音楽が

鳴り響いたのは言うまでもない。
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