男バスルーキーは女子高生!?
リ「私はチビじゃないから。」

私は念を押すように言いながら

お皿を流し台に置いた。

快「いやいや・・・

  お前は完全にチビだろ。

  なぁ、愁?」

愁は動かしていたスプーンをおいて

言い辛そうな顔をした。

愁「快、背が小さいからって

  人を馬鹿にするのはよくないよ」

や~い。愁に怒られてやんの。

ん?でも、ちょっと待って・・・

愁さ・・・遠回しに、

私のことチビって言ったよね?

ひどくない!?

そんなに、私ってチビなの!?

あんまり、自覚してなかったんだけど!

春のほうを見ると、

春「リナは昔からチビだったよね。」

なんか、不意打ちを食らった気がする。

昔からチビ!?

私、そんな前から小さかったの!?

奏「油に火を注いじゃだめだよ~。」

油に火を注ぐって・・・

火に油を注ぐでしょ・・・

快「セ●ビックとか、

  通販で買ってそうだな。」

ケラケラと笑いながら

快が言った。

確かに、中学生のときは

すごく怪しい背が伸びる薬とか、

買ってたけど・・・・

快「おい。お前・・・顔赤いぞ。

  もしかして、図星か・・・?」

そうですよ!図星ですよ!?

もう、私は開き直る事にする!!
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