私の彼氏は親友とデキていました


「ほら早く行こ?」



美麗の言葉とももに歩き出す私達。


教室に続く廊下を歩きながら、ふと窓を見ると、まだ低い位置にあるはずの太陽は見えなくて、雨の音だけが聞こえる。




ポツ、ポツ、と音をたて降る雨の音を聴きながら何故か自分の心に雲がかかっていくような気がした。




廊下を歩き辿り着いたのは
1ーC.....つまり私達のクラス。




"ガラッ"と音をたて扉を開け、教室に入ればみんなの視線が私達に集まる。





あ、ちなみに私達なんて
言っちゃったけどほんとんど
俊の方に視線が集まってるからね。
< 12 / 485 >

この作品をシェア

pagetop