私の彼氏は親友とデキていました



もちろん、そうなれば必須的に、五十嵐君といる時間も増えるわけで。




呼び方も

「五十嵐君」から「俊」

に変わったし、愛衣が居ない時でも一緒にいるのが当たり前になっていった。






鍵をかけたはずの扉が無理矢理
開こうとしているのがわかった。





それでも、俊は愛衣の彼氏。


何度も、何度も。

そう言い聞かせて。



扉が開いてしまわないように
必死に抑えて。

< 124 / 485 >

この作品をシェア

pagetop