私の彼氏は親友とデキていました

真ん中の一番後ろの自分の席に着く。

窓側がよかった、なんて最初は思ってたけれど今は別に思わない。

梅雨だからあったかいとかそういうの関係ないし、何より窓側だと湿気がね...。


それに、この席は俊と美麗と近い。
俊は私の斜め前、美麗は俊の隣だ。




私の隣の席の人は.....いないも同然。

だって学校に来たところ、見たことない。





どういう人かも知らないし興味もない。



.....不登校、かな?







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キーンコーンカーンコーン

4時間目の終わりを告げるチャイムが鳴りお昼となった。


やっと、退屈な授業が終わったよー。

数学わからなすぎて辛かった。



私は椅子とお弁当だけ持って、俊の席へ移動する。

美麗と俊は席をくっつけてそこに私も入る。


これはいつもの日課。

私達、3人はいつも一緒なんだ。



本当は屋上とかに行って食べたいんだけど、屋上には行けないんだ。


いや、行っちゃいけないんだ。

柄の悪い人がたくさんいるんだって。



第一、雨だしね。
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