私の彼氏は親友とデキていました



そんなの嫌だから。

私は下唇を噛みこらえる






でも、上城君はそんな私を見透かしたかのように言うんだ......。





「我慢しなくていい。
泣きたい時は素直に泣け」




その言葉を聞いた瞬間
下唇を噛んでいた力が緩んだ



溢れ出す涙が目に映る景色を遮っていく






「.......うっ、、...」




流れる涙を手で必死に拭っていたら


「ん、それでいい」


そう優しく笑って私の頭を撫でてくる上城君




なんだか凄く安心してまた涙が溢れた



でも、でもね........

< 166 / 485 >

この作品をシェア

pagetop