私の彼氏は親友とデキていました



「.....私。私、2人の邪魔でしょ?」



「邪魔?.....何言ってんの」



今度は俊がこたえる。

眉間にしわを寄せて何とも言えない
顔をする俊。


「邪魔なわけないでしょ?」


美麗が私の手を取り握ってくる。

温かくて、まるで美麗の心そのもので。



「そうだ、邪魔なわけない」


ニコッと微笑む俊の笑顔も温かくて。





「本当に?」



私がそう言えば、



「当たり前だろ」

「愛衣は大切な親友だもん。
ずっと一緒だよ」




そう2人とも笑ってくれて、私はここにいていいんだ。そう思えた。

< 176 / 485 >

この作品をシェア

pagetop