私の彼氏は親友とデキていました
「.....私。私、2人の邪魔でしょ?」
「邪魔?.....何言ってんの」
今度は俊がこたえる。
眉間にしわを寄せて何とも言えない
顔をする俊。
「邪魔なわけないでしょ?」
美麗が私の手を取り握ってくる。
温かくて、まるで美麗の心そのもので。
「そうだ、邪魔なわけない」
ニコッと微笑む俊の笑顔も温かくて。
「本当に?」
私がそう言えば、
「当たり前だろ」
「愛衣は大切な親友だもん。
ずっと一緒だよ」
そう2人とも笑ってくれて、私はここにいていいんだ。そう思えた。