私の彼氏は親友とデキていました



ーーーーー



数分、教室で上城君を待っていると



「橘」


教室の扉から顔を覗かせる上城君がいた。





「あ、上城君!」


俊から受け取った鞄を握りしめ
上城君の元へ小走りで向かう。



「上城君、ありがと。
ちゃんと伝えられたよ」



「よかったな」




いつも通り綺麗な顔で微笑む上城君に目を奪われたのは、ここだけの秘密。





「じゃ、帰るか」


上城君の言葉に驚いた。


帰るか、って一緒に帰るってこと?
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