私の彼氏は親友とデキていました
なんかよくわかんないけど、助かった。
これで座れる。
鞄を横にかけ椅子に座ると同時に
上城君に声をかける。
「おはよ、朝から凄いね」
若干、苦笑い気味で言うと
「ああいうの本当無理」
盛大にため息をついて言う上城君。
その時、ちょうどチャイムが鳴ったため、心の中で「お疲れ様です」とだけ言っておいた。
授業が始まってからも、みんなの注目の的は上城君。
当の本人は、鈍感なのかスヤスヤと
机に伏せて寝ている。