私の彼氏は親友とデキていました



何歩か後ろに下がったところで
背中にヒヤッとした感覚が。

.......壁だ。





上城君は私を壁に追い込み
私の顔の横に手をつき、自分の顔を近づけてくる。





.........!?


突然のことで、声すらも出なくて
ただただ驚くばかり。



ちょ、近い近い!



あまりの近さに、ただでさえ真っ赤だった顔がもっと赤くなっていくのがわかる。





慌てる私に対し上城君は、低音の色っぽい声で




「あんま可愛いこと言ってると
.......襲うよ?」




と言った。





「.............なっ!?」



驚きのあまり、口をパクパクさせる私。

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