私の彼氏は親友とデキていました


.......上城君、帰っちゃったんだ。



もっと話、したかったな。




「上城君って、」



香里ちゃんが頬を少しピンクに染めながら言った。



「上城君って、凄くいい人だね。
優しくて、かっこよくて。
......もっと、話したかったなあ」




ザワザワと揺れる木々たち。



そんな木々たちと同じように、私もざわざわと胸騒ぎがした。



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