私の彼氏は親友とデキていました
縮まる距離と開く距離
ーーーーーーーーーーーー
「愛衣ちゃん!」
昼休みの終わり頃になって、教室に戻ると上城君と話してる香里ちゃんが居た。
チラッと上城君に目をやると
.......そらされた。
そうだよね。
もう私なんかと目も合わせたくないよね。
「愛衣ちゃん、急に飛び出して行っちゃってどうしたの?」
心配そうに駆け寄ってくる香里ちゃん。
「えっと.....用事あって。
それと、これからお昼は上城君と2人で食べなよ」
「え?」
「好きなんでしょ?私が居たら邪魔邪魔でしょ。だから2人で食べなよ」