私の彼氏は親友とデキていました
「愛衣ちゃんに嫉妬したの。
上城君と仲良くて、羨ましくて。
でも愛衣ちゃんが一緒にお昼食べなくなって、上城君ずっと上の空で。
私じゃ駄目なんだって思った。
それに私、愛衣ちゃんに嫉妬してたけど愛衣ちゃんの事大好きだから。
愛衣ちゃんが一緒に笑い合おうって言ってくれた時本当に嬉しかったの
最低な事して、愛衣ちゃんの事沢山傷つけた。誤って許されることじゃないけど、謝らせて。
本当に本当にごめんなさい.....っ!」
必死に涙を堪えながら、頭を下げてくる香里ちゃん。
.......なんだ、私だけじゃなかったんだ。
私が香里ちゃんに嫉妬してたように
香里ちゃんも私に嫉妬してたんだ。
なんだか、ホッとした。
恋をすれば、ピンクの感情じゃなく
黒い感情もついてくる。
誰だって恋をすれば、嫉妬したり妬んだりちゃうのかもしれない。
間違った方向にいってしまった時は周りの人が正しい方向になおしてあげればいい。
美麗が私の方向をなおしてくれたように、私も香里ちゃんの方向をなおしてあげればいい。