私の彼氏は親友とデキていました


ここに連れてきたのが間違いだった


.........っ。



私、ここに来ちゃいけなかった?

嬉しかったのにな......。




ちゃんと玲央の彼女になれたんだ。

そう思えたのに。




「.....う、っ」



悲しくて、涙がこみ上げてくる。


嫌々連れてきたのかな。

私がわがまま言ったから。

仕方なくだったのかな。





「泣いてるのか?」



泣いてる私に気づいた玲央が
私の顎を掴みくいっと上を向かせてくる。



自然と重なり合う視線。



ハッと我に返り、慌てて手で涙を拭う。




泣いたら困らせちゃう。


迷惑かけちゃう。





でも、拭っても拭っても溢れ出て止まらない涙。

< 330 / 485 >

この作品をシェア

pagetop