私の彼氏は親友とデキていました
「私、玲央のそばにいたい。
玲央が私をここに嫌々連れてきたとしても、私は嬉しかったよ。
お願い....。もっと玲央の近くにいたい。ずっとそばにいたい」
ぎゅっと目を瞑りながら言うと、
不意に温かい温もりに包まれた。
「バーカ。
誰が嫌々連れくるかよ」
「でも、さっきここに連れてきたのが間違いだったって.....」
思い出すだけで涙が溢れてくる。
「なに勘違いしてんだ。
あれはお前が可愛すぎて襲いたくなったからそう言ったんだよ」
お、襲いたく......!?
びっくり発言に涙はあっという間に
引っ込んでいった。
「.......んな?!」
驚きすぎて、口をパクパク。
うまく言葉がでてこない。