私の彼氏は親友とデキていました
声は階段の下から聞こえる。
ヤバイ、怒られる......!
慌てて逃げようと足を踏み出した時
「......やっ、!?」
うまく階段に足が乗らなくて、そのまま真っ逆さまに落ちていく私の体。
やばいっ、ぶつかる......!
ぎゅっと目を閉じて、いつくるかわからない衝撃に構える。
でも、私の体にきたのは衝撃じゃなくて、温かい人の温もり。
ぎゅっと閉じていた目を開けると
「........げっ」
鬼がいました。