私の彼氏は親友とデキていました
「そっか、じゃあ私の半分あげるから行こ!」
無理矢理手を引き、いつもの裏庭へと歩みを進める。
「食べよっか」
裏庭につき、2人並んでベンチに腰を掛ける。
お弁当の蓋をお皿代わりにして
香里ちゃんの分をいれていると
香里ちゃんが私の方を向いた。
「愛衣ちゃん、上城君と付き合えたんだよね?上城君といっぱいラブラブしてね!」
「え?」
「お似合いだよ!私ねちゃんと気持ち伝えられたから後悔なんて1つもない。だから私に気使わなくていいから、幸せになってね」
本当にこの子はどこまで強いんだろう。
「ありがとう。でも香里ちゃん、
幸せになってねじゃないよ。
香里ちゃんも幸せになるんだよ」