私の彼氏は親友とデキていました
「.........何言ってるの」
私の横から突然、低い声がして
驚いて見てみると怒りをあらわにしている愛衣ちゃんがいた。
普段、穏やかで優しい愛衣ちゃんが
こんなにもわかりやすく怒りをあらわにするなんて今までになかったから私も麻紀も他の女子も驚いている。
「.....歩美ちゃんのせいなわけないでしょ!?
歩美ちゃんが嘘を着いたのは、元はといえばあなたのせいなんだよ?
もういじめられるのが嫌で、耐えられなくて嘘を着いたんだよ!
あなたに歩美ちゃんを責める権利はない。
今すぐ歩美ちゃんと香里ちゃんに謝って」
「......なんで、私が」
「当たり前でしょ。悪い事をしたら謝る。こんなの幼稚園児でもわかることだよ?
意地張ってないで謝りなよ。
ちゃんとわかってるんでしょ?
自分が悪いことぐらい。
ただそれを認めたくないだけなんでしょ?」
愛衣ちゃんがそう言うと、麻紀は図星だったようで言葉をつまらせていた。
「あと、麻紀さんだけが悪いんじゃないから。あなた達も同罪だよ。
今まで香里ちゃんと歩美ちゃんに
してきたこと、ちゃんと謝って」
そう麻紀の後ろにいた女子達に言う
愛衣ちゃん。