私の彼氏は親友とデキていました
「私の方こそごめんなさい。
いじめられる事がどんなに辛くて
苦しいか、よく知っていたはずなのに自分を守るために嘘をついた。
......本当に、本当にごめんなさい」
歩美ちゃんも私と同じように、額を草むらにつけて涙を流しながら謝ってくれた。
私も歩美ちゃんも罪を犯した。
でも、ちゃんと謝る事ができた。
『ごめんなさい』この一言で、こんなにも心が軽くなる。
やっぱり謝ることは大切なんだ。
そして、いつも真紀の後ろにいた
取り巻き達も私のところに来て
「.......ごめんなさい」
頭を下げてくれた。
でも、さすがにすぐには許すことはできない。
私は、そこまで綺麗な心をもってないし、寛大でもない。