私の彼氏は親友とデキていました



「私の方こそごめんなさい。
いじめられる事がどんなに辛くて
苦しいか、よく知っていたはずなのに自分を守るために嘘をついた。
......本当に、本当にごめんなさい」






歩美ちゃんも私と同じように、額を草むらにつけて涙を流しながら謝ってくれた。






私も歩美ちゃんも罪を犯した。



でも、ちゃんと謝る事ができた。


『ごめんなさい』この一言で、こんなにも心が軽くなる。




やっぱり謝ることは大切なんだ。





そして、いつも真紀の後ろにいた
取り巻き達も私のところに来て





「.......ごめんなさい」




頭を下げてくれた。





でも、さすがにすぐには許すことはできない。




私は、そこまで綺麗な心をもってないし、寛大でもない。


< 380 / 485 >

この作品をシェア

pagetop