私の彼氏は親友とデキていました

「待ってるから。私、ずっと待ってるから。それに、それまで私は真紀を許さない」




真紀が『ごめん』そう言うまで私は待ってる。


それに許さない。




綺麗じゃないから。
私の心は綺麗じゃないから。



真紀を許せないし許さない。




心にできた傷はそう簡単には消えてくれない。




傷が癒えるまで、私は真紀を許すことはできない。






でも真紀が謝ってくれれば、きっと
早く傷が癒えると思う。




「..........っ、言わない、わよ」




それだけ言って真紀はこの場を去って行った。





真紀の後に続いて、取り巻き達も去って行く。





ここに来た時とは違う表情を浮かべながら。



.....自分のしたことに反省しながら。




歩美ちゃんも、私と愛衣ちゃんにお礼と謝罪をして校舎に入って行った。

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