私の彼氏は親友とデキていました
........それより!
早く支度しないと!
時計を見ると短い針は9を指していた。
は?9時!?
玲央は確か10時に来るって言ってた。
10時まであと1時間しかない!
お泊りの支度もまだ終わってないし
身支度だって終わってない。
急いで鞄に昨日入れ残したお泊りグッツを詰めていく。
階段を猛ダッシュで駆け下り洗面台に直行する。
急いでコテに電源を入れ、温まるのを待つ。
その時間でさえ勿体無くて、顔を洗ったりせかせかと動く。
「あら、愛衣ちゃん!おはよう」
顔を洗い、タオルで拭いていたら
寝起きなのか髪が四方八方に跳ねてる彩ちゃんが洗面台に来た。
「おはよ彩ちゃん」
「そっか、今日はお泊りか!よーしじゃあ私が髪やってあげる」
「えっ、いいの?」
「勿論。時間ないんでしょ?
ご飯食べてていいわよ。
その間にやってあげるから」
「本当?ありがとう!」
彩ちゃんの助け舟のおかけで、ゆっくりと朝食をとることができた。