私の彼氏は親友とデキていました


「............玲央のお母さんの事」







私がそう言った瞬間、驚いた表情になる玲央。



「.......何でそんな事聞きたい?」



「梅さんから、聞いたの。
.............玲央のお母さんの事」



「......梅のヤツ......」



「玲央、少し聞かせてほしい。
玲央のお母さんのこともそうだし
玲央自身の事も色々聞きたい。
玲央の事、知りたい」





真っ直ぐ、玲央の漆黒の瞳を見て言えば



「......少しだけ、な」



眉を下げて笑う玲央。

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