私の彼氏は親友とデキていました


そして女遊びも激しくなっていった。




特定の女は作らなくても、体だけの女なら腐る程いた。



俺が何もしなくても、女の方から寄ってくる。


くるもの構わず受け入れた。



喧嘩もそうだ。

売られたら買う。


ただ断るのが面倒だった。


生きることがめんどくさくて、息苦しくてたまらなかった。




高校は、普通に入れた。

高校に入って、トップになって
もっと生活が荒れた。



授業なんて1度も受けたことなかったし、ずっと屋上にいた。



屋上にいれば女から誘われることもない。





何もかもが面倒になって、全てを投げた。


死にたいとか、そんな事思わなかったけど生きてても意味がないと思ってた。





何もない日々だった。





冬が来て、瞼を閉じると瞼の裏に
必ず母さんの猫みたいに目を細めて笑ってる顔がうつる。




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