私の彼氏は親友とデキていました
そんな時に出会ったのがあいつ。
保健室で寝ようと思い、保健室に行ったらベットで泣いてる女がいた。
泣く女は嫌いだった。
強くもなろうとしないで、ただ泣くだけの奴は心底嫌いだった。
だからその女もほっておこうと思った。
でも、その女は泣いてることを必死に隠し、1人で泣いて、1人で全てを抱えていた。
本当は弱いやつなのに、強くあろうとしているその女に少し興味が湧いた。
女は絶対屋上には連れてこない。
そう自分で決めてたけど、自分から
その女を招き入れた。
その女が、愛衣だった。
愛衣は容姿は綺麗というよりは可愛い。
だけど、愛衣がまとっているオーラがあまりにも綺麗で魅せられた。
色素の薄い茶色の髪。
その髪をふわふわと揺らしていて
目は綺麗な2重。
化粧なんてしてないのに、ほんのりピンク色に染まった頬。
ぷっくりとした血行のいい唇。
美少女。この言葉がピタリと当てはまる、そんな奴。
愛衣は五十嵐と付き合っていて
そのことは学校でも有名だった。
この俺でさえ知っていた。
美男美女のカップルで有名だった。
でも、何回か話していくうちに
『コイツが欲しい』
そう強く思った。