私の彼氏は親友とデキていました




そんな時に出会ったのがあいつ。




保健室で寝ようと思い、保健室に行ったらベットで泣いてる女がいた。

泣く女は嫌いだった。



強くもなろうとしないで、ただ泣くだけの奴は心底嫌いだった。


だからその女もほっておこうと思った。



でも、その女は泣いてることを必死に隠し、1人で泣いて、1人で全てを抱えていた。



本当は弱いやつなのに、強くあろうとしているその女に少し興味が湧いた。



女は絶対屋上には連れてこない。



そう自分で決めてたけど、自分から
その女を招き入れた。



その女が、愛衣だった。



愛衣は容姿は綺麗というよりは可愛い。


だけど、愛衣がまとっているオーラがあまりにも綺麗で魅せられた。



色素の薄い茶色の髪。

その髪をふわふわと揺らしていて
目は綺麗な2重。

化粧なんてしてないのに、ほんのりピンク色に染まった頬。

ぷっくりとした血行のいい唇。




美少女。この言葉がピタリと当てはまる、そんな奴。




愛衣は五十嵐と付き合っていて
そのことは学校でも有名だった。



この俺でさえ知っていた。

美男美女のカップルで有名だった。




でも、何回か話していくうちに
『コイツが欲しい』
そう強く思った。

< 422 / 485 >

この作品をシェア

pagetop