私の彼氏は親友とデキていました
......ね、寝るのも一緒だったりするのかな?
それは、さすがにないよ、、ね?
......あれ?でもカレカノ同士だったら普通なの?
全国のカレカノさん達はどうやって寝てるの?
もう、パンク状態だ。
.....考えるのはやめにしよう。
「愛衣」
急に名前を呼ばれ戸惑いつつも
平然を装い
「な、に?」
返事をする。
「先風呂入ってこいよ」
......えっ!?お風呂?
あっ。そ、そうだよね。
お泊まりだもんね。
お風呂ぐらい入るよね。
な、なにこのくらいで動揺してるの私。
でも、先に入るのって抵抗いる。
だって、人様のうちだし。
「わ、私は後でいいよ。先に玲央入って?」
少し伏し目がちで言うと
「風呂入る前にやりたい事あるから
先入ってくんね?」
そっか。
やりたい事あるのなら仕方ないよね。
先に、入らせてもらおう。
「わか....」
わかった。そう言うとした私に玲央が言葉をかぶせ
「なんなら、一緒に入る?」
色気たっぷりで、甘い声で。
そんな事を言ってきたから、思わず倒れそうになってしまった。
ーーーどこから引っ張り上げてくるんだ、その声は!
無駄に私の心臓を早まらせないでくれ!
バクバクと早まる心臓を落ち着かせようと、一つ呼吸を整える。
でも、そんなの無理みたいで。
顔は熱くなるし、心臓は早まるばかり。
「ば、馬鹿!
先に入らせてもらうからね!」
急いで鞄から下着を取り出し、扉を開け、飛び出して行った。