私の彼氏は親友とデキていました


「......泣くなよ。
んな事ぐらいどーってことねぇよ」


泣きじゃくる私を慰めようと、頭を撫でてくる玲央。


ーーーーもう、どうしようもないくらい好きだ。本当に。




「.....ありがとうっ」


玲央にお礼を言うと


「ん、寒くねーか?」


私の心配をしてくれる。

優しすぎる、本当に。


「寒くないよ」


「ならいい。俺も風呂入ってくるから適当にくつろいどけ」



そう言って扉を開け出て行く玲央。




ーーーーくつろいどけっていわれてもなぁ。


涙を拭いながら、ベットに座る。


ふかふかだ。

きもちー。


あまりの気持ち良さに、バタンと寝転がる。



ーーーーっは!?

私何やってんの!?


玲央のベットに寝転がるなんて。


無意識だった......。




どこうと思って体を起こそうとする。


でも、起きれない。


ふかふかの布団に、いい香り。

なんだか凄く落ち着く。



........少しだけ、少しだけこのままでいいかな。



..................すぐ........起きるから.....

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