私の彼氏は親友とデキていました


ほっこりあったかい気分になっていた私。


そんな気分も一瞬で崩れ去る。



「........っん!?」


玲央が急に、キスをしてきた。


触れるだけの軽いキス、ではなく
大人のキス。


頭がぼーっとして、息ができなくて苦しい。


でも、頭の中が玲央で埋め尽くされていく。



玲央以外何も考えられない位に。



でももう、限界になって



「....っんん」


玲央の胸板をトントンと叩く。



それに気づいた玲央が私から離れる。



その瞬間に空気を。酸素を。思いっきり吸い込む。


ぼーっとしていた頭がすっきりしてくる。


だけど、顔にこもった熱は中々外へは出てくれない。


きっと、真っ赤なんだろうな。



でも、

恥ずかしいけど。

緊張するけど。



「すげぇ可愛い」


「うるさいっ」


ーーーー幸せだ。


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