私の彼氏は親友とデキていました
.....嬉しすぎて、何も言葉が出てこない。
言葉の代わりに涙がポロポロと目から流れ落ちてくる。
ーーーー私ね、ずっと思ってた。
俊と美麗の関係を知ってしまった時からずっと。
香里ちゃんの気持ちを知った時からずっと。
......私は、誰にも愛されない人間なんだって。
そして、誰も愛しちゃいけないんだって。
ーーーーでも。
でも違ったね。
悲しくて、苦しくて、何もかもが嫌になった時もあった。
全てを投げ捨ててしまいたいと。
全てを投げ捨ててしまえば、楽になれるって。
そう思った時も何度もあった。
だけど、それがあってこそ、
俊の気持ちが聞けたし
美麗と本音で話し合えて、本当の親友になれたし
香里ちゃんの本当の笑顔が見られし
それに、玲央と出会えた。
何回も涙を流した。
でもその分...いや、その倍笑った。
苦しくて悲しくて流した涙も、決して無駄なんかじゃなかった。
これから先、また色んな壁にぶつかって立ち止まりそうになる時があるかもしれない。
そんな時は、寄り道したっていいと思う。
沢山泣いて、沢山苦しめばいいと思う。
でも、最後には笑えるように。
そんな風に生きていきたいな。
ーーーー美麗や俊、香里ちゃんにお母さんお父さん、お兄ちゃんに彩ちゃん、それから玲央。
私には、こんなにたくさん支えてくれる人がいる。
だから、きっとこの先も頑張れる。
いや、頑張るんだ。