私の彼氏は親友とデキていました
お兄ちゃんが家に入った瞬間、怜央のそばに駆け寄る。
「怜央、いいの?」
「ん?何が?」
「3日後家に来るっていうやつ...」
俯きながら言うと、私の頭にポンっと怜央の手が乗った。
「いいに決まってる。むしろ嬉しいくらいだけど」
「え?」
「俺は愛衣がすげえ大切。この先もずっと一緒に居たいって思ってる。だから愛衣の家族のこと知りたいって思う。それでちゃんと認めてもらいたい、俺が愛衣の彼氏なんだってことを」
私の頭をゆっくり撫でながら話す怜央。