私の彼氏は親友とデキていました

漆黒の悲しい瞳



「.....あぁー、もう!!」


ヤケクソだ!


屋上のフェンスまで行き
空に向かって叫ぶ。

とびっきりの大声で。

全身で。全てを空に。





「馬鹿野郎ー!!」


ーーーー響いた。

思ったよりも響いてしまった。


グランド、誰もいないよね?

もしいたら、この上なく恥ずかしい。


叫んだ後、なんだか恥ずかしくなって上城君の隣に寝転がる。



もちろん、背を向けて。


思いつきで行動するのはいいけれど、
行動した後、色々と恥ずかしくなったりするのは私のだめなところだ。


きっと上城君は私の事、変な奴
とか思ってるんだろうなー。
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