大好きって言えなくて…
…それは古賀 叶多。
同じクラスで1年の時から一緒のクラスの人。

いっつも読書してて、
THE 文科系！的な人。
クラスではおとなしくて、あまり目立たないような人…。

でも私はそんな古賀が好きなんだ…。


きっかけは、1年のとき。
入学したばっかの4月は出席番号順に席が並んでいる。
私は、藍原だから、いっつも出席番号は１番で左の端っこの１番前の席。


そんな私の席の隣が古賀だったんだ。


他の人たちは友達作りに必死でいろんな人と話してるっていうのに、古賀だけはこんなときも読者だ。

そんな古賀を私は不思議に思っていた。


…不思議に思っていたから、自然と古賀を見るようになっていた。

古賀はおとなしいからあまり目立たないけど、顔はとってもキレイなこと、文系そうに見えて実は理系なこと…

言ったらキリがないけど、知ればしるうちに古賀のことが好きになっていったんだよね…。

自分とは正反対のタイプだから余計に興味がわいたのかも。

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表紙・目次

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