狼女子×リス男子
「ったく〜。本当に杏奈は興味ないんだね!おかしいわー。」
んなっ。失礼な!
「だってさー。私はあーゆー人達よりもっと平和に過ごせるような人がいいの!あんな人なんか…論外!」
「えっー!絶対嘘だ!杏奈もそのうち蓮様達の魅力に気付いて蓮様達の虜になるわよ!」
なるわけないし…
「絶対ない。ってかあの人達早く座らないの?もうすぐでチャイムなるよ?」
「しょーがないでしょ?かっこいいんだし!もててるんだし!座りたくても座れないわよ!」
はぁ…。
「そーゆー問題?」
「そーゆー問題よ!って。ちょっと杏奈!聞いてる?」
「ちょっとー!あんた達!きゃーきゃー騒がれんのもいいけどねぇ!いい加減座りなさいよ!チャイムなるわよ?どんだけナルシなのよ!」
ザワッ…。
ヒソヒソ「あの人、今蓮様達に。なんて酷いことを!」
「最低じゃん。絶対蓮様達怒ってるわ…!」
「よく言えるわよね…」
「おい!あんたらもねぇ、かげでヒソヒソ言ってないで堂々と言ってくれる?迷惑なんだけど!」
「ちょっ!杏奈!そこらへんにしときなよ!」
梨々香、うるさいなぁ、私今すっごくムカついてんのに!
ヒソッ。「杏奈の性格上…こうやって言われるとムカつくかも知れないけど…本当にお願いだから静かにして!」
分かったよ…梨々香がそこまで言うなら…。私だって黙る!けど…
「じゃぁ、梨々香?これだけ言わせて?」
「ん?なに?杏奈。」
「だから!そこのナルシ集団!さっさと座れよ!いい加減座らないと遅刻よ?」
「あ、杏奈ー!もぉ!」