愛しい君へ





数日たったある日、僕は外出したくて外に出た。



先生も動けるようなら動いていいと言っていた。


だから僕は近くの小さい小さい雑貨屋で髪留めを買ったんだ。


控えめなだけどしっかりと可憐さをまとっている花のついた華奢なピンである。
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