私んちの婚約者
かくして。
私達は両想い?
「ちょっと、ちょっと、ちょっとぉお!!何をしてるのよ!?」
「なあ、梓から好きって言われてないんだけど」
「ほえ!?つうか察してよそこは!!」
「アンタが言うか。
……まあわかってるけど」
「ぎゃああ!どこ触ってんだーーっ!!
揉むな!舐めるな~!!」
「無理。うるさい、黙れ」
「おまわりさーん、ここに変質者が、むぐっ」
「黙らないとキスするよ」
「むぐむぐむぐ(もうしてるじゃん!)」
絡ませた指に。
触れ合う唇に。
耳元で囁く声に。
熱で繋がる身体に。
思い出す。
あの日、確かに愁也を愛おしく想っていたこと。
『身体に聞いてみれば?』
本当だ。
身体が覚えてる。
私は、最初から、
ーーあなたが好きだった。
私達は両想い?
「ちょっと、ちょっと、ちょっとぉお!!何をしてるのよ!?」
「なあ、梓から好きって言われてないんだけど」
「ほえ!?つうか察してよそこは!!」
「アンタが言うか。
……まあわかってるけど」
「ぎゃああ!どこ触ってんだーーっ!!
揉むな!舐めるな~!!」
「無理。うるさい、黙れ」
「おまわりさーん、ここに変質者が、むぐっ」
「黙らないとキスするよ」
「むぐむぐむぐ(もうしてるじゃん!)」
絡ませた指に。
触れ合う唇に。
耳元で囁く声に。
熱で繋がる身体に。
思い出す。
あの日、確かに愁也を愛おしく想っていたこと。
『身体に聞いてみれば?』
本当だ。
身体が覚えてる。
私は、最初から、
ーーあなたが好きだった。