冬美の初恋
「は、はい……告白されたことはあるけど、お兄ちゃんに、軽いつきあいはするなって言われてるし………」
「あいつ、そんな事言ってんだ(笑)いいよ、了解」
「ありがとです」
「てか、雨君にアドレスとか聞かないの?」
「一応……自分のアドレス書いたメモ持ってるんだけど………いつでも渡せるように」
あ………そだ。
これ、ノリちゃんに渡してもらったら………。
「自分のアドレス教えるより、相手から聞いたほうが絶対いいよ」
「え、なんで?」
「たとえばさ、冬美ちゃん。駅とかで全然知らない男子にアドレス書いたメモもらったとして、自分でわざわざ登録してメール送る?」
「いや………」
「でしょ?たとえその男の子がカッコよくても、迷うでしょ?」
「うん………逆に、アヤシイし………」
カッコいい人なら、自分からそんな事する必要ないと思うし、逆に何かたくらんでいるのかと勘ぐってしまう。
確かに、素性も何も知らない相手から急にアドレス教えられても、大抵送らないだろう。
「あいつ、そんな事言ってんだ(笑)いいよ、了解」
「ありがとです」
「てか、雨君にアドレスとか聞かないの?」
「一応……自分のアドレス書いたメモ持ってるんだけど………いつでも渡せるように」
あ………そだ。
これ、ノリちゃんに渡してもらったら………。
「自分のアドレス教えるより、相手から聞いたほうが絶対いいよ」
「え、なんで?」
「たとえばさ、冬美ちゃん。駅とかで全然知らない男子にアドレス書いたメモもらったとして、自分でわざわざ登録してメール送る?」
「いや………」
「でしょ?たとえその男の子がカッコよくても、迷うでしょ?」
「うん………逆に、アヤシイし………」
カッコいい人なら、自分からそんな事する必要ないと思うし、逆に何かたくらんでいるのかと勘ぐってしまう。
確かに、素性も何も知らない相手から急にアドレス教えられても、大抵送らないだろう。