愛されオーラに包まれて
泰河の実家は、1階は理容室がある店舗と、その奥にダイニングとリビング。
2階にそれ以外の居住スペースがある。
私達は店舗の裏側にある玄関から入った。
出てきたのは、4歳くらいの男の子。
でも勢い良く出てきたのに、何も言わずに奥へ引っ込んじゃった。
『あれ、甥っ子。遥香を見て怖気づいたかな』
すると代わりに出てきたのは、ワンレングスの髪を一本に結んだ女性。
泰河同様、顔が小さい。
『こんにちは。今日楽しみにしてたんです。タイちゃんじゃなくて、あなたに会えるのを。私はタイちゃんの妹の野崎明日美(ノザキ アスミ)です』
「タイちゃん?」
すると、泰河は小声で、
『この家での俺の呼ばれ方。親含めてもれなくみんなそう呼ぶから、慣れて』
私はコクリと頷いた。
「高松遥香です。私も今日は皆さんに会えるのを楽しみにしてきました。よろしくお願いします」
『中にいっぱいいるからそこで一気にみんなに向かって挨拶した方がいいですよ。さ、入って』
「お邪魔します」
リビングに入ると、確かに沢山の人。
キッチンにいる人を含めて・・・子供含めて10名プラス泰河と私。
ランチが終わって、やっとひと段落ついたところらしい。
2階にそれ以外の居住スペースがある。
私達は店舗の裏側にある玄関から入った。
出てきたのは、4歳くらいの男の子。
でも勢い良く出てきたのに、何も言わずに奥へ引っ込んじゃった。
『あれ、甥っ子。遥香を見て怖気づいたかな』
すると代わりに出てきたのは、ワンレングスの髪を一本に結んだ女性。
泰河同様、顔が小さい。
『こんにちは。今日楽しみにしてたんです。タイちゃんじゃなくて、あなたに会えるのを。私はタイちゃんの妹の野崎明日美(ノザキ アスミ)です』
「タイちゃん?」
すると、泰河は小声で、
『この家での俺の呼ばれ方。親含めてもれなくみんなそう呼ぶから、慣れて』
私はコクリと頷いた。
「高松遥香です。私も今日は皆さんに会えるのを楽しみにしてきました。よろしくお願いします」
『中にいっぱいいるからそこで一気にみんなに向かって挨拶した方がいいですよ。さ、入って』
「お邪魔します」
リビングに入ると、確かに沢山の人。
キッチンにいる人を含めて・・・子供含めて10名プラス泰河と私。
ランチが終わって、やっとひと段落ついたところらしい。