愛されオーラに包まれて
◎新入社員歓迎会~side HARUKA~
販売六部に配属されて1週間ちょっと。
今日は営業局合同の歓迎会。
居酒屋を貸し切って立食形式で行われた。
そりゃそうだ。
56名もいるんだもの。
やっぱり…玲奈さんは来なかった。
『楽しんできてね』
と、私に笑顔を残して今日も残業なしで帰って行った。
女性が少ないので、玲奈さんがいないと辛いなぁ。
仕方ない、同期といるかな。
三部の磯部くんと談笑していると、遅れて成瀬川局長が入ってきたのが分かった。
この局の女性で独身は、販売ニ部の遠藤部長くらいだ。
そして遠藤部長は、日下部長と話し込んでいて、局長は眼中にない。
ところが…敵はそこじゃなく、営業アシスタントをしている派遣社員たちだった。
営業局には4人いて、全員30手前の独身女性。
彼女達によって、局長は完全にガードされてしまった。
仕方なく私は局長をチラチラ見ながら食べに走った。
『お前、よく食うなぁ』
磯部くんが私を見て呟いていると、食べ物に気を取られて局長が背後にいたことに驚いた。
今日は営業局合同の歓迎会。
居酒屋を貸し切って立食形式で行われた。
そりゃそうだ。
56名もいるんだもの。
やっぱり…玲奈さんは来なかった。
『楽しんできてね』
と、私に笑顔を残して今日も残業なしで帰って行った。
女性が少ないので、玲奈さんがいないと辛いなぁ。
仕方ない、同期といるかな。
三部の磯部くんと談笑していると、遅れて成瀬川局長が入ってきたのが分かった。
この局の女性で独身は、販売ニ部の遠藤部長くらいだ。
そして遠藤部長は、日下部長と話し込んでいて、局長は眼中にない。
ところが…敵はそこじゃなく、営業アシスタントをしている派遣社員たちだった。
営業局には4人いて、全員30手前の独身女性。
彼女達によって、局長は完全にガードされてしまった。
仕方なく私は局長をチラチラ見ながら食べに走った。
『お前、よく食うなぁ』
磯部くんが私を見て呟いていると、食べ物に気を取られて局長が背後にいたことに驚いた。