愛されオーラに包まれて
泰河がお風呂から出て、ごはんを食べさせて、後片付けが終わり…
疲れた顔をしている泰河を、ベッドに寝かせた。
時計を見ると、間もなく21時。
いつもより寝るには大分早いと思った私は、いつもより口数が少ない泰河をベッドに置いて、そのまま一旦リビングに戻ろうと思っていた。
ところが、そんな私の左腕を、泰河に掴まれた。
『一緒に寝ようよ』
「泰河が先に寝なよ。私は後からそっと寝るから」
『そんなの嫌だ。遥香がいないと眠れない』
そう言って掴んでいる私の左腕を引っ張って、自分の腕の中に私の体を収めた。
すると、次に泰河は自分の体の位置を下げ、私の胸に自分の頭がある状態にした。
これじゃ、いつもと逆じゃん。
『ダメ?』
「ん?」
『こんなカッコ悪くて情けなくて、遥香にこうやって甘えたがりになる俺って、ダメな男かな』
泰河の声が、弱々しい。
「自分を卑下しないの。私は、どんな泰河でも、大好きだから」
と、泰河の頭をゆっくり撫でた。
疲れた顔をしている泰河を、ベッドに寝かせた。
時計を見ると、間もなく21時。
いつもより寝るには大分早いと思った私は、いつもより口数が少ない泰河をベッドに置いて、そのまま一旦リビングに戻ろうと思っていた。
ところが、そんな私の左腕を、泰河に掴まれた。
『一緒に寝ようよ』
「泰河が先に寝なよ。私は後からそっと寝るから」
『そんなの嫌だ。遥香がいないと眠れない』
そう言って掴んでいる私の左腕を引っ張って、自分の腕の中に私の体を収めた。
すると、次に泰河は自分の体の位置を下げ、私の胸に自分の頭がある状態にした。
これじゃ、いつもと逆じゃん。
『ダメ?』
「ん?」
『こんなカッコ悪くて情けなくて、遥香にこうやって甘えたがりになる俺って、ダメな男かな』
泰河の声が、弱々しい。
「自分を卑下しないの。私は、どんな泰河でも、大好きだから」
と、泰河の頭をゆっくり撫でた。