愛されオーラに包まれて
『でも、それが評価されているなら、いいじゃない』
高松が神戸さんの言葉に割って入る。
『由依の仕事の評価は、たい・・・桐生さん、花村さん、玲奈さん、そして局長。ここにいるみんなが肌で感じて"高い"と成績をつけているの。龍成社の他の営業だって同じことを言っているよ。私はまだちゃんとあなたと仕事したことがないのが残念だけど、最近になって販売会社の人からも由依の評判を聞かされているよ。"神戸さんは全国で5本の指に入る書店員だ"って』
椅子はそのままで、体の向きを神戸さんの方向に向けた高松。
『他の出版社の人にも頼られていて、何かイベントがある時の由依への指名はなかなかスケジュールが合わないと花村さんも言っているし、本を平積みにする技とか、POPの作り方とか、細かいアドバイスも貰えるって、なかなかそこまでできる書店員さんはいないでしょ』
『遥香・・・でも星恵大を卒業しているあなたに、説得力はないよ』
『ねぇ由依、今私が話したことに、学歴の"が"の字って、ある?』
高松の問いに、返事をしない、いやできない神戸さん。
高松が神戸さんの言葉に割って入る。
『由依の仕事の評価は、たい・・・桐生さん、花村さん、玲奈さん、そして局長。ここにいるみんなが肌で感じて"高い"と成績をつけているの。龍成社の他の営業だって同じことを言っているよ。私はまだちゃんとあなたと仕事したことがないのが残念だけど、最近になって販売会社の人からも由依の評判を聞かされているよ。"神戸さんは全国で5本の指に入る書店員だ"って』
椅子はそのままで、体の向きを神戸さんの方向に向けた高松。
『他の出版社の人にも頼られていて、何かイベントがある時の由依への指名はなかなかスケジュールが合わないと花村さんも言っているし、本を平積みにする技とか、POPの作り方とか、細かいアドバイスも貰えるって、なかなかそこまでできる書店員さんはいないでしょ』
『遥香・・・でも星恵大を卒業しているあなたに、説得力はないよ』
『ねぇ由依、今私が話したことに、学歴の"が"の字って、ある?』
高松の問いに、返事をしない、いやできない神戸さん。