愛されオーラに包まれて
『何で、皆さんは私のために動いてくれないんですか?』
「イベントのスタッフはボランティアじゃないけど、清水さんのために動こうという気がそもそも起こるものなのかしら」
『仕事だからこそ、協力するものじゃないんですか?』

玲奈さんが英語対応中の間も、清水さんの圧力は増す。

けど…

「"私のために"と言っている時点で違和感あるし、そもそも"仕事"を何だと思っているのか、本当の意味で理解が出来てない清水さんに、周りに協力してもらうための手段はそんなにないと思うよ」

"高松さん、8番にGirl's Leafの鳥越さんからお電話です"

「はーい。とりあえず"プライド"と"損得感情"は捨てなきゃね」

と、私は清水さんに話して、電話に出た。

その後、清水さんは日下部長に呼ばれて、一言二言話していたのを、私は目だけで追った。

その夜、由依とナイターテニスを2時間やった。
大体、その後はごはんを食べに行くのか流れ。

由依に、清水さんの話をした。

『うーん、それは困ったものだねぇ』

由依は拳を作って顎に当てた。

「でしょ?会社とか仕事とかを何だと思っているのかな」

私はオムライスを頬張り、飲み込んだ。
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