愛されオーラに包まれて
◎送別会での衝撃~side HARUKA~
秘書室で働くようになって2週間。
9F北フロアにある役員会議室で現在副社長は会議中。
私は秘書室の自分のデスクにいる。
こういう時間が一番息抜きできるかも。
なんて、自分のマグカップにお茶を汲んで飲み始めたところで、内線電話が鳴った。
「はい、秘書室高松です」
"販売二部の石井です"
何だか営業局の人から電話がかかってくることに、既に懐かしさを感じる。
「あ、石井くん。どうしたの?」
石井くんからの電話は、玲奈さんの送別会への誘いだった。
"できれば、副社長にも都合をつけて出てもらえると嬉しいんだけど"
「分かった。調整してみる。玲奈さんの最終日に当たる6月30日なら、副社長のスケジュールは夜が丸々空いているから、そこにしてもらえたらありがたいんだけど」
"さすが秘書だね。副社長のスケジュールは即答だね"
「からかわないでよ。こっちは必死なの」
こうして、副社長と私も、玲奈さんの送別会に参加させていただくことになった。
9F北フロアにある役員会議室で現在副社長は会議中。
私は秘書室の自分のデスクにいる。
こういう時間が一番息抜きできるかも。
なんて、自分のマグカップにお茶を汲んで飲み始めたところで、内線電話が鳴った。
「はい、秘書室高松です」
"販売二部の石井です"
何だか営業局の人から電話がかかってくることに、既に懐かしさを感じる。
「あ、石井くん。どうしたの?」
石井くんからの電話は、玲奈さんの送別会への誘いだった。
"できれば、副社長にも都合をつけて出てもらえると嬉しいんだけど"
「分かった。調整してみる。玲奈さんの最終日に当たる6月30日なら、副社長のスケジュールは夜が丸々空いているから、そこにしてもらえたらありがたいんだけど」
"さすが秘書だね。副社長のスケジュールは即答だね"
「からかわないでよ。こっちは必死なの」
こうして、副社長と私も、玲奈さんの送別会に参加させていただくことになった。