愛されオーラに包まれて
「あの、マリちゃん、は?」
すると、副社長は、玲奈さんに目線を送った。
それが分かった玲奈さんが私に体を向けた。
『遥香ちゃん、話は副社長から聞いたよ。おねえちゃんに会いたいってあれから言っているから、また遊んであげて。茉莉の母親は、私です』
「えー?」
でも、その後、少し納得した。
基本はパパ似だった茉莉ちゃんの瞳の色だけが違うと思っていたのは・・・そうか、玲奈さんの瞳の色と同じだったんだ。
どうりでどこかで見たことのある色だと思っていたんだよね。
その後は渡部局長の乾杯の音頭のもと、宴は主に歓談に終始した。
『金澤はつまり、入社する前から人妻で、人の親だったってことか。すげぇな』
『ごめんね、黙っていて。由依ちゃんからも早くバラしてくれって怒られちゃってて』
「由依がですか?」
『ほら、剛さんと結婚したでしょ?由依ちゃんはこのことを知っているんだけど、シークレットにしてとお願いしたら、遥香ちゃんに黙っているのは辛いって』
そうか、名家に嫁ぐと、何かと秘密にしなければならないことが多くて大変なんだろうな、由依も。
すると、副社長は、玲奈さんに目線を送った。
それが分かった玲奈さんが私に体を向けた。
『遥香ちゃん、話は副社長から聞いたよ。おねえちゃんに会いたいってあれから言っているから、また遊んであげて。茉莉の母親は、私です』
「えー?」
でも、その後、少し納得した。
基本はパパ似だった茉莉ちゃんの瞳の色だけが違うと思っていたのは・・・そうか、玲奈さんの瞳の色と同じだったんだ。
どうりでどこかで見たことのある色だと思っていたんだよね。
その後は渡部局長の乾杯の音頭のもと、宴は主に歓談に終始した。
『金澤はつまり、入社する前から人妻で、人の親だったってことか。すげぇな』
『ごめんね、黙っていて。由依ちゃんからも早くバラしてくれって怒られちゃってて』
「由依がですか?」
『ほら、剛さんと結婚したでしょ?由依ちゃんはこのことを知っているんだけど、シークレットにしてとお願いしたら、遥香ちゃんに黙っているのは辛いって』
そうか、名家に嫁ぐと、何かと秘密にしなければならないことが多くて大変なんだろうな、由依も。