愛されオーラに包まれて
"コンコン"
『遥香ぁ、俺』
泰河だ。
「どうぞ」
『じゃぁ、邪魔者は消えます』
と、泰河に"後でね"と声をかけ、控室を出て行ったお父さん。
『何か、俺が邪魔しちゃったかな』
「大丈夫だよ」
泰河の格好は、グレーのタキシード。
7月にやるには、ちょっと暑いけどね。
胸には私が持つブーケに合わせた白い花のブートニア。
髪も軽くセットされている。
普段はセットすることはない泰河なので、より新鮮に見えた。
『惚れ直した?』
「何言ってるのよ、私が先に言いたかったのに」
『大丈夫』
と私に近付いて耳打ちした。
『今すぐキスをしたいと思うほど、惚れ惚れする。綺麗すぎ、遥香』
そんな姿でそんなことを言われたら、私の顔が赤くなっちゃうよ。
『席次表、ギリで間に合った』
「良かった」
2人でホッとしていた時。
"そろそろお時間です"
今日、私達の結婚式を仕切る"キャプテン"と呼ばれる方が私達を迎えに来た。
『さ、行こう。永遠の愛を誓う時間だ』―
『遥香ぁ、俺』
泰河だ。
「どうぞ」
『じゃぁ、邪魔者は消えます』
と、泰河に"後でね"と声をかけ、控室を出て行ったお父さん。
『何か、俺が邪魔しちゃったかな』
「大丈夫だよ」
泰河の格好は、グレーのタキシード。
7月にやるには、ちょっと暑いけどね。
胸には私が持つブーケに合わせた白い花のブートニア。
髪も軽くセットされている。
普段はセットすることはない泰河なので、より新鮮に見えた。
『惚れ直した?』
「何言ってるのよ、私が先に言いたかったのに」
『大丈夫』
と私に近付いて耳打ちした。
『今すぐキスをしたいと思うほど、惚れ惚れする。綺麗すぎ、遥香』
そんな姿でそんなことを言われたら、私の顔が赤くなっちゃうよ。
『席次表、ギリで間に合った』
「良かった」
2人でホッとしていた時。
"そろそろお時間です"
今日、私達の結婚式を仕切る"キャプテン"と呼ばれる方が私達を迎えに来た。
『さ、行こう。永遠の愛を誓う時間だ』―